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高野山ヨガリトリート2日目早朝、奥之院への歩行瞑想!

深い呼吸で、自分を見つめ、こころも身体も軽やかに♪

お天気にも恵まれた2日目の早朝5時。
宿坊から奥之院へのウォーキングメディテーション(歩行瞑想)を行いました。

ヨガでは早朝の聖なる時間をブランマムフルタと言い、早朝は天からアムリタ(甘露、エネルギーのこと)が降り注ぐと考えられています。
その時間に、神聖な地を歩くことは、自分自身をじっくり見つめられ、パワーアップできるのです!

ウォーキングメディテーションの実践のしかたを説明、そして今から伺う場所、奥之院についても。
ここは、現在でもお大師様(弘法大師・空海)が瞑想をし続けているとされる場所なのです。この世に存在する極楽浄土とも言われ、俗世(私たちの生きる世界)と異なる空気が流れているのが実際に肌で感じられるでしょう。

そして、朝のこの時間は慎ましやかに過ごし、聖なる沈黙を守る「無言の業」を実践します。
(一切おしゃべりしない、ということです。これは突き詰めていくと、仏教の教えでは不悪口、ヨガの八四則ではサティア、タパスに通じます)

 

宿坊から奥之院の入り口、一の橋までは、順調に歩いて15分程度。
そこから大きな杉の林が、この地を守るかのように屹立しています。

摩尼、楊柳、転軸の3つの霊山を背景に、樹齢千年以上の巨大な杉林に包まれている奥之院。
入口の「一の橋」はこの世とあの世を分ける橋とも言われ、そこで一礼し、足を踏み入れます。
ここから拝殿の燈籠堂までは約2キロほどの参道です。

奥之院に入ると飲食はもちろん撮影も禁止なので、ここから先の写真がないのが残念ですが。

皆さん、黙々と一歩一歩自分のあゆみを進めていきます。
お宿を出発してから50分ほどで拝殿の燈籠堂へ到着しました。
そのちょうど裏手に、今も弘法大師様がいらっしゃるという御廟があります。
そして、燈籠堂の地下も歩きました。たくさんの燈籠、小さなお大師様の像がずらっと並ぶ不思議な空間。
はるか唐の国からこの地へと飛来してきたという三鈷とおおきなご宝珠に触るとご利益が。

そしてほどなくすると、6時を迎えました。
毎日2回行われる「生身供(しょうじんぐ)」の儀式です。
これは、瞑想中のお大師様にお食事を運ぶ儀式。黄色い袈裟を纏った僧侶たち3人で鐘を鳴らしながら運ばれます。

その儀式と、朝のおつとめを見学し、お焼香もさせて頂いた私たち一行。
それぞれ感じるものが様々だったと思います。
誰とも話さず、ただただ丁寧に歩く。
今ここに自分がいて、この身体を与えられていること。
呼吸をしていること。
当たり前のことが、いかに大切で、ありがたいことなのか。
とても印象深い時間となりました。

この参道にはたくさんの見どころがあります。
武田信玄や徳川将軍など歴史上の人物の墓や、ほがらかなお地蔵さん、七不思議と言われる井戸や石など。
それらをゆっくり見て回る時間は今回とれませんでしたので、また奥之院を訪れた際のお楽しみに。

約2時間の早朝のウォーキングメディテーション。
普段こんなに早起きされることも少ないかもしれませんが、こういう行いを経験できたのも、ヨガリトリートならでは、だったのではないでしょうか。

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