先日、インスタグラムを見ていたら、ヨガインストラクターと思しき方の投稿が目に入った。
いわゆるアドバンスポーズといわれる、難しめのアーサナを練習している動画。
こんな上級ポーズを練習しています!というアピールなのか。
とにかくそのポーズの形を成功させようと、床を蹴ってみたりして、無理やりポーズをしようとしている。
冷や冷やしながら動画を見ていると、案の定、無茶な身体の使い方をしていて、
動画の最後には、「あー、肘を傷めちゃった~」と笑いながら言ってるけど…。

私がその方にそのポーズを教えるなら、絶対にそんな入り方はさせないし、
それ以前にもっと練習すべき別のポーズがあって、
その方の身体の能力や強度にあったポーズから徐々にアドバンストのポーズへと時間をかけて指導していく。
この方にヨガを習う人は、ケガが避けられないんじゃないか…と不安になる。
ヨガの練習をしていて、ケガをするのは、一番良くないこと。
ケガから回復させたり、ケガをしないような普段の身体の使い方を習得したり、
自分にとっての快適な身体の使い方をヨガの練習を通じて見つけ出してもらう。
それがヨガの練習の意味。
May Yoga StudioとSokka.の共催、RYT200認定ヨガティーチャートレーニング・集中講座が開催中です。
今日の練習のテーマは、まさにポーズを「快適で安定したもの」にすること。
ヨガの指南書『ヨーガ・スートラ』第2章46節
STHIRA SUKHAM ASANAM.
アーサナ(ポーズ・坐法)は、快適で安定したものでなければならない
同じ一つのポーズでも段階があり、その人の身体に合ったポーズのとり方がある。
肉体の強度や柔軟性によって、その段階を見極め、その方の骨格や体型に合ったとり方を指導するのが、ヨガ講師の仕事。
そして、ヨガを練習する人は、今のポーズが、この形が、この伸ばし具合が、この筋肉の使い方が、
私にとって快適で安定しているのか、を常に観察しながら、意識的に練習する。
「快適」は、ただ楽をすること、自分のキャパより低すぎるポーズを選ぶことではない。
今の自分の身体に無理なくちゃんと合っていて、そこに少しチャレンジする要素があって、
練習を重ねることで少しずつキャパが上がっていくような。
ヨガの練習をすると、肉体的にも充実し、精神的にも満たされるもの。
練習をしてケガをするようじゃ、いつかヨガをしたくなくなっちゃうよ、と、伝えたい。
その方のアカウントはもう流れていって、どこの誰かわからないけど。












