毎週水曜21:00~、オンラインと
スタジオでのリアル開催をしている
「呼吸と瞑想」のレッスン。
先日の模様をレポートします!
日本の冬と言えばコタツにみかん!
どこのおうちにもある、お馴染みの
みかんを主題にした瞑想をしました。
「みかんの瞑想」
あ、Mayが勝手に作り出しだのでは
なくて、ベトナムの崇名なお坊さん
ティク・ナット・ハン師の著書から
一部を取り出したものです。
みなさんも読みながら一緒にやってみてね。
まず、みかんを一つ手に取ります。
そして、そのみかんをじっくり観察。
大きさや、手に触れる感覚、香り、
皮の質感、重み、外皮のつぶつぶ、
全体の色、ヘタの感じ、傷があれば
それも。とにかく気づくこと全部。
そして目を閉じて、
まだ手の中にあるそのみかんを
ありありと思い出してみます。
目という感覚器官を使わなくても
みかんの特徴を思い出し、感じる。
次に、そのみかんの生い立ちを
想像してみます。
一粒の種が、地面に落ち、
または、農園の地に植えられ、
根が出て、目が出て、少しずつ
樹へと成長していく様を、
自分のイマジネーションを最大に
使って、思い描いてみます。
その樹に花が咲き、虫がやってきて
受粉し、小さな実をつけ始め、
太陽の光がその実をどんどん育み
今のみかんの大きさになるまで。
そのみかんの樹が立っている
周囲の風景も想像してみましょう。
どの樹から採られたか知っていれば
思い出したらいいし、
知らなければ、空想でもいい。
このみかんは誰かの手によって
もぎ取られて、今、私の手の中に。
誰が取ってくれたものだろう。
そして、このみかんが私の元に
やってきた道のりを想像してみる。
農家の方がもぎ取って、農協に
持って行って、市場で売られたの
かもしれないし。
みかんの産地から、列車で運ばれ
近くのスーパーに陳列されたかも
しれないし。
お隣のおじいさんが裏の畑から
取ってきて、分けてくれたのかも
しれないし。
このみかんは、ここに来るまでの間
誰かの手を介在して、私の元にある。
そのうちの誰か一人が欠けていたら
同じみかんは、今ここになかった。
さあ、ゆっくり目を開けて
もう一度みかんを見てみましょう。
みかんが可愛く思えてくる。
では、みかんの皮をむいて、
中身を味わってみましょう。
むく時も、丁寧に。
自分の手の動きをマインドフルに
観察しながら。
皮がむけたら、ひと房取り出して。
じっと見てみる。
白い内皮。みかんの筋。ふわっと
した綿のような部分も。
香りをかいでみる。
外皮と内皮でちょっと香りが違う。
ゆっくり舌にのせ、味わってみる。
歯を入れた時に、口の中で
ほとばしる果汁。
口から鼻に抜けるみかんの味。香り。
たった一つのみかんが、
こんなにも美味しく感じたことは
ない。甘みも酸味も、爽快感も。
複雑な要素がたくさん混ざって
今、みかんが私の一部になる。
私が私であるために。
私を維持していくために。
たくさんの人の手が私を作っている。
みかんは私になり、
たくさんの人が私だと気づく。
そんな瞑想をしました。
この瞑想のレッスンを受講された
愛媛の方から、
数日後、箱一杯の元気なみかんが。
あなたの一部を、私にくれてありがとう。
同じ樹から生まれたみかんを
遠く離れていても一緒に味わい。
私はあなた。あなたは私。
こうして、私は今ここにいるのです。
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