長い夏。これまでと違う環境下において。

現代人が最も弱らせてしまっている

身体の部分こそが「呼吸器」。

マスクを着用し続けることで、

やはり呼吸はさらに浅くなっている。

また、マスク内で呼気(吐いた息)を

再び吸うことも、身体への負担に。

私たちの身体を保護している常在菌。

一日に何度も行うアルコール消毒で

従来備わった自衛の力まで消して

逆に無防備な状態を作ってしまう。

急激な気候変動による環境の変化に

対応しきれない、肉体の弱体化。

たとえ新型コロナウイルスワクチン

治療薬が開発されたとしても、

これまでと同じようにはならない。

それどころか、むしろもっと弱く

なるのではないかと考える。

もっと自分の身体が本来持つ力を

信じるべきだし、自衛力や治癒力を

高めていくように努力をしないと

いけないだろう。

そのためには、自分の身体を観察し

もっとよく知ること。

私とあなたの心身は違うし、

それぞれが抱える課題も違う。

それは誰かに教えてもらうものでは

なく、自分で発見していくしかない。

自分が自分の心身の指揮官となり

自分の心身の状態に責任を持てる

ようになること。

そのための、知識と意識が

これまで以上に重要になってくる。

今年の夏が例年とこんなにも違うのは

そういうことを学ぶための時期が

やってきたから、なんだと思う。