先日「さくら」味のかりんとうを
頂き、春らしいな―と思いながら
ぺろりと美味しく頂きました。
「さくらは花で、花そのものを
食べたことないのに、
なんで味を知ってるんだろ?」
とふと思ったんです。
「さくら味」って何味??
さくら味の代表?と言えば「桜餅」
このかりんとうも、桜餅っぽい味。
もちろん「さくらの花の塩漬け」は花を
食べているけど、正確に言うと
漬け材料の味じゃない?
塩味で、ちょっと甘じょっぱいような。
さくらそのものには味はないのでは?
桜餅の味は、あんこの甘さと
さくらの葉っぱの塩漬けの味?
こちらもあまじょっぱい感じで
独特の風味があるのは、
どちらかというと香りから
もたらされるものでは??
かすかな香りが味を感じさせる。
そして、桜にとってもう一つ、
大きなのは「色」という視覚的要素。
薄いやさしいピンク色=さくら色。
桜餅にも薄く色をつけるし
さくらのリキュールなんかも
ほのかにピンク色をしている。
甘じょっぱさ、独特の香り、
そして、さくら色を取り除いたら
さくらの味って、なくない??
と、深く考えるのをやめました。
というのも、脳のしくみでは、
実際の味を感じていなくても、
色と香りで、脳内で味を感じるように
錯覚するものだから。
以前、ゼリー工場でバイトしていた
経験があるのですが、
同じゼリーのベースに、
紫色の着色料とぶどうの香りを入れ
ぶどう味のゼリーに。
オレンジ色の着色料とみかんの香りで
みかん味のゼリーを作るという
工程を知っていたのです。
果汁が入ってなくても、
香りと色だけで想像した味を
感じてしまう。
視覚、嗅覚、味覚とは。
人間の五感とは、まぁ
曖昧なものです。
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