ヨガの練習をしていて、意識が
外の世界から自分の内側へ向かう時。
小さい頃の感覚をすごく思い出す。
懐かしむ、というのとは違って、
あ、この感覚忘れてた。
小さい頃、この世界を知ってた。
みたいな感じ。
「共感覚」と言われるらしい
現象?だが、私の小さい頃、
数字には決まって色がついていたし
何かを見て、それと関係ない匂いや
味を感じることがあった。
例えば私の場合、
目で見て認識する色のサーモンピンクは
とっても可愛いと思うんだけど
見ると同時に口の中に変な味がして、
いつも吐きそうに気持ち悪くなった。
人の名前を色で覚えていた。
「かほるちゃん」はオレンジ色と
黄色みたいな秋っぽい色。
だけど、別の友達がその子のことを
「かほちゃん」と呼んでいて、
「かほちゃん」というと私には
ミントグリーンが見えて
その「かほるちゃん」のことだと
とっさにわからなかったり。
そんな感覚は、大きくなるにつれて
だんだん薄れていき、
視覚や色彩感覚、嗅覚、触覚を
混同することもなくなった。
黒で書かれた数字に色が見えるのが
間違っているとか異常とか、
そんな次元の話ではなく。
小さい頃の自分にとって、
字に色を感じたり、音に味を感じたりする
その感覚世界そのものが、私が
生きている世界だった、という
だけの話で。
小さい頃は、目で見えるもの以外にも
色がたくさんあった、そんな世界にいた私。
夢中でヨガの練習をしている時に
ふと、その感覚がよみがえってくる。
その時に、集中ができているな、
自分の内側と繋がっているな、と
感じるという、そんな感じ。
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