あなたはサラスヴァティに愛されている。

1週間、テクノロジーの恩恵に与かり

海外の先生からオンラインで

マントラの授業を受けていました。

最終日に教わったのは、

サラスヴァティを讃えるマントラ。

サラスヴァティという女神は、

知識、智慧、芸術、学問を司り、

4本の手には琵琶のような楽器、

白鳥か孔雀に乗っている、

肌の白い美しい神様。

日本でいうところの弁財天。

このサラスヴァティは歌手のカナちゃんからの贈り物！！

創造主であるブラフマーが、

無秩序の中からどうやって宇宙を

造るか考えあぐね、祈りのことばを

唱えていると、発することばから

生まれた女神だそう。

この意味するところは、

「自分が発することばから

宇宙が造られる」ということ。

今、目の前にある現実は、

自分が発した結果そのもの。

日本には「言霊(ことだま)」信仰が

あるように、口に出したことが

現実を作り上げていく。

ことばの持つ影響力をそのまま

あらわしているのが、サラスヴァティ。

尊敬するキールタン歌手の方は

一語一語をとても丁寧に、全ての人を

傷つけない、とても優しい柔らかい

ことばを使っていつもお話される。

昨年通訳させて頂いた、グローバルシンガーの

ジーナ・サラーさんのレッスンでは

自分の声に宇宙を見出す思いだった。

そして、通訳という、ことばを扱う仕事

をしているMayに対して、

「あなたはサラスヴァティに愛されているのよ。」と

涙が出るほど嬉しいことばを下さった。

ヴェーダでは、話すということ自体を

サラスヴァティというそうだ。

つまりは、誰しもの内に

サラスヴァティが宿っているということ。

美しいサラスヴァティを表に出し、

この世界を、今という現実を

美しく具現化していきたい。