これもヨガだし、あれもヨガだし。

「ヨガ」とひとくちに言っても、

ゆったりと丁寧にポーズをとるもの

もあれば、

ガンガン動いて、ヨガマットの上で

ジャンプしたり逆立ちしたりする

のもあるし、

身体は一切動かさないで呼吸のみ

とかもあるし、

マントラという歌のような言葉を

唱えるだけのものもヨガというし、

サウナみたいな環境でポーズを練習

っていうのも、

座学や哲学を本で勉強するのも

それもヨガという。

あれも、ヨガ。これも、ヨガ。

どれが正解、どれが不正解、

どっちがより高度、

どっちが素人向け、

優劣なんて、全くない。

その人にとって、季節や体調や

心の持ちようにより、その時どきで

必要なヨガが違っているだけで。

なので、できれば、色んなタイプの

ヨガに幅広く触れてほしいし、

私はこんなタイプが好きだから、

こればっかりする、と偏って

欲しくはない。

これは、一つの流派に限らず、

色んな流派を受けなさい、と

言っているのではないです。

一つの流派だけでも、もちろん

色んな側面を含んでいるんです。

その中で、自分の選り好みをして

偏った練習にならないように気を

つけてほしい。

そのアドバイスができるのも、

ヨガ講師の役割だと、Mayは認識

しています。

そんな風に考えていない先生も

世の中にはたくさんいるでしょう。

だから、今この人には、こんな練習が

必要だ、と思った時には、

他の先生をご紹介することもあります。

私が伝えるよりも、もっとふさわしく

その人に必要なことを与えてくれる

先生のもとに行く方がいい時は。

その人に本当に必要なことを

見極められないどころか、

他に行かせまいと、生徒を囲い込むのは

絶対に違うと思う。