まだまだ残暑厳しいですね。ちゃんと眠れていますか?
夜中、寝ている最中に 「足がつるんです!」 それで毎晩起きてしまう、という方のご相談を頂いたので、今日はそのお話しを。
そもそも「足がつる」というのは、一部の筋肉がギュッと収縮した(ちぢんで硬くなった)状態で止まってしまい、その後、弛緩(ゆるんで柔らかく戻る)しなくなることですよね。
ですから、筋肉が収縮した後に、ちゃんと弛緩すれば、足がつるということはないわけです。
この現象は、体内のミネラル不足で起こります。
では具体的に、どんなミネラルが要因となるのでしょうか。
まず、身体を動かす際に筋肉が働きます。その時に筋肉を収縮させる働きを担っているのが、カルシウム。
そして収縮して力を発揮した筋肉は元に戻ります。その時に筋肉を弛緩させる働きを担っているのが、マグネシウム。
そうです!マグネシウムが不足すると、筋肉が元に戻らなくなる。
マグネシウム不足は、筋肉のけいれんを引き起こしますから、深刻な不足になると心筋梗塞を招くことも。
そして、睡眠不足、運動不足または運動過多が続いたり、ストレスが多いときに、体内に貯蓄してあるマグネシウムが消費され、不足になり、夜中に足がつるという症状として表れるのです。
ということは、マグネシウムを積極的に摂取すると、足がつるのを軽減させることができます。
(画像はお借りしました)
私達の身近な食生活の中で、マグネシウムが摂取しやすいのは、大豆、特にもめん豆腐に含まれています。豆腐を作る際に使う「にがり」もマグネシウムですから。
普段飲む水ににがりを数滴加えて飲むだけでも効果はありますよ。
少し前に「にがりダイエット」が流行ったことで、にがりを飲むのにそんなに抵抗がないのではないでしょうか。
先日、私のヨガレッスンを受けて下さっているダンサーさんに、にがりをお勧めしたところ、夜中に足がつって起きることがなくなったよ、とご報告下さいました!これでしっかり眠れますね!