吹田千里山のヨガ教室 メイヨガスタジオ 初心者体験実施中

『大阪消防』No.787 Mayインタビュー記事 全文掲載

深い呼吸で、自分を見つめ、こころも身体も軽やかに♪

おはようございます!今日も元気に朝8時!

江坂・May Yoga Studio主宰のMayです!

2年前の写真。やっぱ今より若い!(当たり前か)。

たまたまだけど、ヨガマットがMay Yoga Studioのイメージカラー!ピンクとイエローグリーン!

 

約2年前、平成27年10月号の『大阪消防』という公的機関の雑誌で、消防さん応援インタビューという取材があり、当時のヨガに対する思いやスタジオのことをお話させて頂きました。
カラー3ページにに渡る長文のインタビューは初めてでしたので、どんな風になるのかと思っていましたが、私の思っていることをしっかりくみ取って下さり、とりとめのない話が、立派な記事になっていました。

 

その雑誌が出てきたので、勇気をもって全文掲載させて頂きます。

 

基本的に、今と全くスタンスは変わっていない。
それどころか、言ってることもやってることも、全く変わらない!

めっちゃ長いので、お時間のある時に読んでくださいね!
いつもの5倍くらいの長さです…長すぎて誰も読んでくれないかも(汗)

 

めっちゃかっこええ表紙や!高麗橋のオペラドメーヌの絵!

 

《ヨガを始められたのは》

 貿易会社でOLをしていた27歳の時、自宅と職場との間にホットヨガスタジオができ、興味本位で体験レッスンに行ったのがきっかけです。
 その時、簡単な動きなのにしっかり身体を使った感じがあり、楽しくて気持ちがよかったんですね。
そこでスタジオに通い始めたら、朝の目覚めがスッキリいいし、肩こりや便秘がなくなり、体調がすこぶる良くなりました。始めてから半年くらいで、気付けば16キロも痩せていたんです。
 そしたらやっぱりはまりますよね。2年くらい続けていると、ヨガを伝える仕事に就きたいと思うようになって、そのスタジオで働くことにしました。ヨガ講師として働き始めると、一般の生徒としてレッスンを受けている時と見方が変わりました。
 ヨガの奥深さを知り、より学びを深めたいと思い、全米アライアンスヨガ講師養成200時間のトレーニングを受けることにしました。これがある意味で、本当のスタートだったと思います。
 このトレーニングだけでは最低限の知識だけ。日々、学びを実践し、自分の生活に活かし、生涯勉強し続けても、まだまだ終わることがない。先人たちの知恵を、今も学び続けています。

《ヨガとは…》

 スポーツクラブや公民館講座などで「ヨガ」を見かけられると思いますが、女性の美容体操と思われている方が多いですね。元々ヨガは古代インドに発祥した伝統的な宗教的行法で、男性が行うものでした。
お坊さんの修業の秘儀だったんです。心身を鍛錬することで感覚を制御して、精神統一し、瞑想します。悟りをひらく。古代インドの人生の究極の目標である輪廻転生からの「解脱」に至ろうとします。
お釈迦さまも実践していて、何千年も前のインドから伝わって来たものです。
ですからヨガには、根底に哲学的、宗教的な思想があります。より良い人生を生きていくための知恵です。
 現在私たちが目にするヨガは、フィットネス的な要素が強くて、ダイエットやボディシェイプ、身体を動かして、健康になろう美しくなろうという肉体的な側面ばかりが表に出ていますが、本来は精神的なものなんです。
 アメリカではマドンナやクリスティ・ターリントンといった歌手やモデル達がヨガをしてプロポーションを保っているということで、ファッショナブルなイメージと共に、お洒落なスタジオでヨガをするのが流行りました。
日本にもその波がやって来て、女性たちの間で火がつき、ここ十数年ヨガ業界が盛り上がっています。ですが、そこで重視されるのは、やはりフィットネスやダイエット効果などの肉体的側面で、ヨガ哲学や瞑想といった精神的側面はあまり注目されていません。

《本来のヨガを求めて》

 肉体的な面ばかりに注目してヨガをしていると、より美しくポーズを取ろうとして身体に無理をさせ、伸ばし過ぎたり、間違った使い方をしてケガをする人も出てきます。本来は身体を健康に保ち、健全な精神を保つためのものだったはずです。
 ヨガのポーズそのものには、自己治癒力を高める力があるのです。もっと本来のヨガの良さや効果を伝えていきたいと思い、4年前に自分でスタジオをオープンしました。
マンションの一室の小さなスペースですが、ヨガを通じて自分自身を見つめて、プロポーションや外見だけでなく、内面も精神も健康にしていくための場所です。
 そのために、よく雑誌やテレビで見るようなヨガのポーズよりももっと根本的なこと、正しい呼吸をすることからお伝えしています。
 人間が産まれて死ぬまでの間、止まることなく続けている呼吸。ですが普段は無意識に行っていて、呼吸に意識を向けることは殆どないですよね。自分がどんな呼吸をしているのか、分かってすらいない人の方が多いと思います。
 正しい呼吸をすることで、身体は変わります。それどころか、日々の生活の質も性格も変わります。呼吸法は人生を変える最強のツールと言えます。
 まずは呼吸の大切さをお伝えし、基本の腹式呼吸から練習します。最初は仰向けに寝転んだ姿勢で、力を抜いてやって頂くといいと思います。口は閉じて、鼻で呼吸します。
最初に今、体内にある空気を全部吐き出す。そして、めいっぱい息を吸う。その時に、力まず、肩が上がったり胸が膨らまないように、お腹に空気をたくさん入れていくんです。
一回の呼吸を長く、深くすることで、呼吸の回数を減らすようにして。吐く息により重点をおいて、できるだけゆっくり吐くようにします。
 浅い呼吸で、肺に入った空気をすぐに吐き出してしまっては、酸素が血液の中に取り込まれる時間が短くなりますので、必然的に酸素摂取量が減ります。
現代人は総じて酸素摂取量が少ない、慢性的な酸素欠乏です。隅々まで必要な量の酸素が行き渡らないから、身体に不調が表れます。
肌の調子が悪くなったり、ちょっとした傷の治りが遅かったり、内臓も十分に機能せず、病気が生じます。酸素不足はもちろん脳にも影響を及ぼします。自分たちが気付かぬうちにイライラしていたり、脳の働きが低下し、頭がクリアになりません。
 正しく腹式呼吸ができると、十分な酸素が身体に供給されるだけでなく、横隔膜が動きます。それによって内臓のマッサージ効果も出てくると、内臓脂肪は蓄積しにくくなり、メタボを気にしなくてもよくなりますね。
 肩こりや腰痛をお持ちの方は特に多いのですが、呼吸をきちんとすることで血流もよくなり、慢性的な不調は殆ど改善されます。
 ヨガ講師として、レッスンでたくさんの人にお会いしますが、正しい呼吸ができていない人が非常に多いと感じます。それは現代人の生活が深く関係していると思います。
今は何事にもスピーディーであることが評価される時代。何か疑問に思うことがあったら、すぐにググって、手のひらの上だけで、瞬時に答えが得られます。立ち止まるということをしません。
 一昔前までは、携帯電話なんて誰も持っていなかったし、疑問があれば、まずは自分で考えて色んな仮説を立て、それを裏付けるために図書館に出向いて本を調べたり、先生や先輩、その分野の詳しい方に聞きに伺ったり、一つずつ仮説を検証していきました。時間をかけて答えを得ていたわけです。
昔の人はもっとゆっくり時間が流れていましたので、もっとゆっくり呼吸ができていたと思います。
 呼吸が浅いと、自分を見つめることも難しくなります。例えば、人と意見が違った時、小さなイライラからカッと頭に血が上ってしまって、売り言葉に買い言葉、口論になってしまったりします。
でも、深い呼吸ですと、そこで一呼吸置けるので、その間に冷静になれて、自分の意見はこうだが、相手の言い分も理解する時間ができます。そうなると口論には発展しませんよね。
 呼吸をコントロールすることは、自分の感情をコントロールすることにもつながるんです。

 

《救急車の話ですが…》

 ご覧の通り、ヨガを始めてから、至って健康で、ちょっとした身体の不調も自分でわかるようになってきて、大きな症状が出る前に対処できるようになりました。
 ですので、あまり救急車にお世話になることはないのですが、今での人生で一度だけ救急車に乗ったことがあります。子どもの頃、ものすごい便秘でお腹が痛すぎて夜中に救急病院に運ばれたことがあります。
3歳くらいの時であまりよく覚えていませんが…。
 つい先日、ヨガ講師の友達と本町を歩いていると、目の前で若い女性が崩れるように倒れました。過呼吸でしたので、手持ちのビニール袋を口元にあてて、ヨガのレッスンで指導するように呼吸をしっかり吐いてもらい、呼吸を誘導して事なきを得ました。
その女性が倒れる寸前にご自分の携帯で119番に掛けていたので、電話を引き継ぎ通報して、救急車に引き渡しました。
 ヨガ講師として、レッスンに来られる方の安全のため、北消防署で救命講習を受けました。AEDも使えるようにご指導いただきましたし、人工呼吸も心マッサージもばっちりです。普段人前で話すことに慣れているからか、周囲に助けを呼ぶ時の声がしっかり出ていると指導官の方からお褒めを頂きました。

《将来の夢は…》

 今は自分のスタジオで、ヨガだけでなく、発酵料理の講座をしたり、手作り石鹸講座をしたり、自然な素材の下着を作る講座を開催したりしています。
 内側と外側から、多面的に自分自身を見つめる視点を持てるように、レッスンに来て下さった方が、様々な気付きを得られるお手伝いをできればいいなと思います。
 人間の身体の本来の機能を発揮させ、他人の価値観に邪魔されずに、本来の美しい自分に戻っていくことができる、そんな場所を提供したいと思っています。

 

=終=

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です