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ミュージカルBILLY ELLIOT大阪公演初日!観てきました!

深い呼吸で、自分を見つめ、こころも身体も軽やかに♪

おはようございます!今朝8時は全くヨガと関係ない話をしたい!

江坂・May Yoga Studio主宰のMayです!

インスタにアップしたら、パネルのBillyと同じ服装と突っ込まれる!図らずともお揃い!
そして、感動して泣きはらした目が腫れている!

 

今日は、このブログの趣旨とは全く関係ない、Mayの個人的趣味のお話。

(この作品に思い入れが強すぎるので、きっと長いよ。ごめん)

行ってきました!

『BILLY ELLIOT the musical ~ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』

大阪公演初日でした。

 

2000年にイギリスで公開された映画『Billy Elliot』。邦題は『リトル・ダンサー』

ミレニアムのこの年、私はイギリスに住んでいて、ロンドンの映画館でこの映画を観ました。

当時Mayは、クラシックバレエも習っていたし、イギリスでもすごく話題の作品で、

通っていた学校でも、先生が「みんなBilly Elliot観た??」と授業中に話題にするくらい

素晴らしい評価を受けた作品でした。

 

舞台は1984年イギリス北東部の炭鉱の小さな町。マーガレット・サッチャー首相の政策により、炭鉱夫たちは仕事を失う寸前で、労働者達はストライキを起こす。そんな情勢の中、12歳のビリーは、当時女の子のものだと思われていたバレエに魅せられる。母が亡くなり、炭鉱夫の父・ジャッキーと兄のトニー、認知症のおばあちゃんと暮らすビリー。ビリーの中にダンサーとしての才能を見出したウィルキンソン先生は、彼にロイヤルバレエスクールのオーディションを受けさせようとするが、日々を生きるのに必死な人々。愛する子の夢を叶えてやりたいと思う父親。純粋にダンスが好きな少年の心。様々な登場人物の感情と、愛情を描いた作品。親友のマイケルもいい味を出していて、くすっと笑顔にさせてくれる。

これを書いてるだけでも、パパの表情や、ビリーの情熱や、いろんな場面が思い出されて、もう泣きそう!

 

映画版では、最後に主人公のビリーが大きくなって、ロイヤルバレエのトップダンサーとなり、

男性版『SWAN LAKE』の主役の公演を、パパとお兄ちゃんのトニー、

親友のマイケルがロンドンまで観に来るというお話なんですが、

その未来感と、都会感を醸し出す地下鉄の駅が、

当時に改装工事し終わったばかりのWestminster駅で、毎日通る駅だったんです。

そして、当時画期的だったMatthew Bourne率いるAdventures in Motion Picturesという団体の

男性のみで演じられる『SWAN LAKE』の主役を務めていたのが、Adam Cooper。

映画の最後に大人になったビリー役で出演されていました。

恥ずかしながら告白すると、コヴェントガーデンのロイヤルバレエ劇場の楽屋口で、

Adam Cooperの出待ちをしていたことも、今となっては大事な思い出。

映画の主役、Jamie Bellが、チャンネル4という民放のドラマに出ているのを

リアルにテレビで見ていたり、インタビュー番組を見たりしていたので、

とっても記憶に深い作品なのです。

 

それが、日本で!ミュージカルになって再び観られるだなんて!!

日本版の映画DVD。今回の公演のパンフレットとグッズ。右上は英語版のスクリプトに、OXFORDダンス用語辞典の表紙がAMPのSWAN LAKEだったので、一緒に映しました!

 

時代背景の描き方、舞台演出や各場面のセットも、物語のスピード感も、

それぞれの登場人物の感情の描き方も、

ショーの要素で楽しませてくれるところも、

主人公ビリーの内なる感情をダンスと叫び声で表現するところも、

もうすべてがめちゃくちゃ秀逸でした!!!

 

ビリー役は5名の男の子。

初日公演は、加藤航世くん。

クラシックバレエも、ジャズダンスも、タップダンスも、歌も、全部が相当のレベルでないと

この役は務まらないでしょうし、こんなに若い役者さんなのに、完成度がすごく高くて、

ものすごい稽古を積んでこられたんだと、相当な努力に驚かされ、頭が下がります。

ピルエット(回転)がめちゃキレイで、ぴた!と止まってて、すごい!

 

物語を知っているだけあって、終始涙が止まらない!!

いろんな場面で泣きポイントがあったのですが、涙腺緩みっぱなしの約3時間。

特に一番感動したのは、ストをしている炭鉱夫の町の人たちが、

ビリーをロンドンにオーディションに行かせるために、カンパをしてくれるところ。

自分の横隔膜が波打つのを感じるくらい、声を殺して嗚咽という、大変な状態に。

 

ミュージカル界の輝く宝、島田歌穂さん演じるウィルキンソン先生の

一挙手一投足、その歌声に、納得させられっぱなしで、

とても素晴らしかった!

役者さんお一人お一人のことを書き出したらもう終われません!やめとこ。

この作品の中で、大好きな台詞があるんです。

ロイヤルバレエスクールのオーディションの最後に、

面接官「ビリー、踊っている時、どんな気持ち?」

ビリー「Dunno. Sort of feels good. It’s sort of stiff and that but once I get going then I like forget everything and, and sort of disappear. Sort of disappear – like I feel a change in me whole body – like there’s fire in me whole body. I’m just there flying – like a bird. Like electricity. Year, like electricity.」

(Mayの拙訳:「わかんないけど、いい気分。最初は無理って思うけど、踊りの中に入ったら、全部忘れちゃう。みんな消えちゃう感じ。消えちゃって。僕の身体が全部変わっていくみたい。身体の中に火がついたような感じ。空を飛んでるみたいに。鳥みたいに。電気みたいに。そう、電気。」)

この部分が、「Electricity」という歌で表現されていたのは、

ここで映画とミュージカルの魅せ方の違いを感じました。

 

それと、舞台が終わり観客が席を立つ時に館内にかかっていた曲が、

T-Rexの「Get In On」!

こういうところに映画へのリスペクトもあり、わかる人にはわかる、ニンマリできるところでした。

 

 

生の舞台の素晴らしさは、演者さんたちの日々の努力の結晶を見せて頂けるところ。

一朝一夕では、絶対に成り立たない。

不断の努力と日常の練習と、何よりも舞台にかける情熱を持ち続けること。

継続することの難しさ。多くの犠牲を払ってこられたことでしょう。

それを、こんな若い時から続けられている5人のビリーの役者さんたちに、

最大の敬意を表したいです。

  

これから公演をご覧になる方もいらっしゃると思うので、あまり余計なことは

書かないように気を付けたつもりですが。

今日は全然ヨガと関係ないお話でした。ごめんちゃい!

でも、まだ本当はもっと話したい!

ですので、あとは、スタジオに来られた際に個人的に。ね。

 

 

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